プレー中に明らかな外力によって組織が損傷した場合をいいます。例を挙げると転倒や衝突などによって起こる捻挫や打撲、骨折、肉離れなどのケガのことを言います。

主としてスポーツによる使いすぎ（オーバーユーズ）を原因として発生するものす。

腱、靭帯あるいは構成する軟部組織や骨組織などに繰り返しの負荷が加わることにより、これらの組織やその周囲に炎症が生じたり組織自体の変性をきたすものです。

例）野球肘、腱鞘炎、オスグッド、シンスプリント

ぶつかったり、滑ったり、バランスを崩したり、主にプレー中に明らかな外力によって組織が損傷した場合ですが、例外を除いてスポーツ外傷は初心者や未熟者に起こる傾向が強く訓練された選手に発生することは稀です。

初心者や未熟者は正しいフォームや体の使い方が出来ず、瞬間的な判断や反応に遅れが生じケガにつながるのです。こういった咄嗟のときに身体が反応できるようトレーニングを行いアクシデントやケガを最大限回避するのです。

このようにスポーツ外傷とスポーツ障害は別なようで蜜月の関係にあるのです。

よく、「骨には異状ないから大丈夫」とか言われませんか？
痛みや腫れが無いから大丈夫では無いのです。確かに軽いけがでも過剰に反応してしまうのは…..とおもうかもしれませんが、ちょっとした痛みや違和感であったとしても、そのままにしているとそれが原因で大きな怪我や障害に繋がることがあります。

身体の一部をかばったまま運動したり、生活をするとバランスを崩して他の箇所まで痛めてしまうこともあります。スポーツ中に少しでも症状を感じた方は、お早めにご相談にいらしてください。

当院では安易に練習を休ませることはしません。

確かに休ませ安静にすることで痛みは引くかもしれませんが、動くと痛み出したり運動を再開すると同じような痛みが再発したりします。それは人間が常に動いている生き物だからです。動かない検査をして異常がなくても動くことでかかる負担は違うのです。

当院では動きの動作分析をしながら、どこまで安静にするのか、どこまでなら動けるのかを見極め運動を再開していただきます。もちろん無理はいけません。あくまでも治療はチャレンジではなくセーフティーでなくてはいけません。万が一にかけるような施術は推進しません。

しかし、どうしても休息が必要な場合でも、その期間を可能な限り最小限に留めることを大切にしています。その他、治療しながらでもできる練習と絶対に避けた方がいい練習をそれぞれお伝えするなど、患者さんが運動と治療を両立されられるようサポートさせていただきます。